うちなるかれら

12枚で構成された写真作品。人間によって苦痛を強いられているアホウドリ、スズメ、キジという3種の鳥を選び、人間が彼らに与えた痛みを反芻し、作家自身に起こった事として受け止める行為を写したものである。外界の自然物や人工物、又は、感情といったものと融解し亡霊となって現れた像は、全ての存在がこの世界の中で密接に関わり合い、一体となって存在していることを証明している。